読む前は勝手に、
耽美で幻想的な作品かなと思っていた
しかし、読み進めると
ガールズトークが結構あり、
ラストも「鏡の国のアリス」について言及がある等
意外にガーリーな雰囲気だった
後、ゾンビオタクネタも結構あった
山奥の小さな村の人魚祭と
その祭と関係の有る悪魔的(?)な楽曲
を巡る物語だった
人魚というと、
八百比丘尼伝説が思い浮かぶ
しかし、基本的に八百比丘尼とは
無関係な話で、意表を突かれた
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人魚と提琴 玩具館綺譚 (講談社ノベルス) 新書 – 2008/2/8
石神 茉莉
(著)
- 本の長さ264ページ
- 言語日本語
- 出版社講談社
- 発売日2008/2/8
- ISBN-104061825836
- ISBN-13978-4061825833
登録情報
- 出版社 : 講談社 (2008/2/8)
- 発売日 : 2008/2/8
- 言語 : 日本語
- 新書 : 264ページ
- ISBN-10 : 4061825836
- ISBN-13 : 978-4061825833
- Amazon 売れ筋ランキング: - 1,428,870位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2008年3月17日に日本でレビュー済み
幻想小説とあるけど、個人的には そこまで“幻想風味"では無いかな。
お話はキャラが立っているので、キャラの魅力も手伝いグイグイ読めた。
シリーズ化で読みたい。
お話はキャラが立っているので、キャラの魅力も手伝いグイグイ読めた。
シリーズ化で読みたい。
2013年3月23日に日本でレビュー済み
絵としての場面と一つ一つのものの描写が丁寧で美しい。モチーフの一つは赤い蝋燭と人魚だろう。赤い蝋燭と人魚には子どもに聞かせると実はトラウマになってしまいそうな恐ろしさと結びついた耽美がある。儚さと哀れさと美しさとまごう事なき恐怖。
この人魚と提琴は、その赤い蝋燭と人魚の変奏曲として優れていると思う。
そして、何より、私が好むのは、この作品には固有名詞を一切出さない形で、違和感なく、クトゥルフ(クトゥルー)神話が組み込まれていることだ。これは凄いことですよ。固有名詞を出さないのにクトゥルフ神話作品と分かるように描くのは非常に難しい。しかし、この作品は見事に成功している。凄いなぁ。
主人公達の素性も想像するだに恐ろしい。(余り詳しくは書けない。ネタバレになる=美珠さんに関しては「音迷宮」にヒントがある。また、美珠は御霊かもしれない。)
玩具館三隣亡の店長、Tについていますぐ思いつかないのが、ちょっと悔しい。
この人魚と提琴は、その赤い蝋燭と人魚の変奏曲として優れていると思う。
そして、何より、私が好むのは、この作品には固有名詞を一切出さない形で、違和感なく、クトゥルフ(クトゥルー)神話が組み込まれていることだ。これは凄いことですよ。固有名詞を出さないのにクトゥルフ神話作品と分かるように描くのは非常に難しい。しかし、この作品は見事に成功している。凄いなぁ。
主人公達の素性も想像するだに恐ろしい。(余り詳しくは書けない。ネタバレになる=美珠さんに関しては「音迷宮」にヒントがある。また、美珠は御霊かもしれない。)
玩具館三隣亡の店長、Tについていますぐ思いつかないのが、ちょっと悔しい。